コンパクトで強力な掘削装置の普及によって、千五百米級の温泉井も一般的になりました。
そのお蔭で火山帯から遠く離れた平野部でも盛んに開発されるようになり、大規模な健康ランドはもとより、都会の小規模な銭湯でも温泉が利用される時代になっております。
平野部には、基盤となる堅硬な岩盤に達するまでに、砂層や泥層等が繰り返し堆積して数百米から数千米に及んでいます。
これらの地下深部の地下水は化石海水であるのが一般的で、ナトリウム−強塩泉になる確率が高く、日量数百トン、摂氏40度前後の温泉が期待できます。
昭和13年創業以来、数多くの温泉開発を手掛けてきた弊社の技術陣が、掘削施工だけでなく計画・調査の段階から煩雑な諸申請まで一貫してお役に立ちます。
どうぞお気軽にご相談ください。
弊社が掘削した温泉をご紹介します。
(1) |
埼玉県大宮市の北、白岡町地内「天然温泉八幡の湯」 |
(2) |
埼玉県神泉村地内「神泉健康ランド」 |
一方は関東平野中央部、第三紀の砂・泥層が繰り返し三千米も重なる地域ですが、もう一方は堅硬な三波川結晶片岩が露頭している山地です。
同じ温泉でも、地質がこれだけ違うと、掘削するにも相当な技術と経験が必要です。
その上、後者のような火山とは縁のない山岳地の場合は、成功の可能性を事前評価するコンサルタントとしての重要な役割があり、広域の綿密な地表地質踏査・高性能の12連検知管を備えた放射能探査、さらにCSAMT法による電磁探査によって総括的な評価をおこなっています。
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